[風 土]
昇珠園のある、神奈川県小田原市の曽我地域一帯は、むかし、海底が隆起してできた土地と言われています。土質は水はけの良い砂利で、この砂利で育てることで種の固まりが早く、果肉が多くなります。また、昇珠園の梅が育つ別所梅林、清水と言う地名の場所には曽我山から湧き出たミネラル豊富な地下水も流れています。
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昔々、昇珠園のある曽我梅林一帯は、相模湾の海底でした。海底の隆起で姿を現した大地は、十郎梅の栽培に適した、水はけの良い砂利でした。
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昇珠園の梅が育つ、清水と言う地名の土地には海底が隆起してできた曽我山から湧き出たミネラル豊富な地下水が流れています。
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昇珠園の畑にはいつも適度な風が吹き、梅を病気や冷気から守ってくれます。たっぷり日差しを浴びて大きく育った完熟の十郎梅で漬けた梅干は格別です。
[十郎梅]
十郎梅は、小田原の曽我梅林で昭和40年頃に発見された比較的新しい梅の品種です。皮が薄く、果肉が多く種が小さいのが特徴で、特に完熟させた香りは別格です。昇珠園では、山の斜面でたっぷり日差しを浴びて大きく育ち、完熟して自然落下した十郎梅をひとつひとつひろい集めて収穫し、塩のみで漬け込み、丁寧に梅干をつくっています。
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十郎梅の木の下にクッションとなる草(ナギナタガヤ)を生やし、その上に柔らかいネットを敷きます。6月にふっくらと薄黄色の十郎梅となり、収穫の時期を迎えます。昇珠園では完全に完熟した実が自然落下するのを待ち、ネットにおちたものを収穫します。
5.
10月からは良い梅づくりには欠かせない、剪定作業を行います。梅の実をつけるための剪定作業は、一般の剪定とはことなり、どの枝にも光が十分当たるよう木と対話しながら作業を進めます。
昇珠園の梅のご紹介
曽我梅林「昇珠園」の梅林では、神奈川を代表する「十郎梅」をはじめ、
「白加賀梅」「杉田梅」「南高梅」「小梅」の主に5種類の梅を栽培しています。
当園自慢の梅を使った「完熟梅干」は、
完熟になるまで樹の上で育てた梅のみを使用し、
昔ながらの味を大切に、ひとつひとつ丁寧に心を込めて作り上げています。
カリカリ小梅
青梅で収穫するカリカリ小梅。
白加賀梅
青梅で収穫。主に梅酒や梅ジュース等に適しています。
完熟小梅
完熟してから収穫する小梅で、主に小梅干にします。
十郎梅
十郎梅は小田原市のブランド品として認定されており、完熟した梅は梅干にしてもフルーティーな香りで、クエン酸も多く含まれています。
杉田梅
実が杏の様に大きく育つものもあり、酸味が強く皮がしっかりとしています。生まれは横浜の杉田。小田原でも数少ない栽培で、幻の梅と賞される品種です。
南高梅
全国的にも有名な南高梅は、梅干はもちろんのこと、ジャムや梅酒にも適しています。
完熟十郎梅干
塩のみで漬け込んだ昔ながらの梅干。よく寝かせた三年漬、五年漬の十郎梅もございます。
完熟十郎梅干うす塩仕立て
十郎梅干の良さをそのままに国産天然素材を使用して塩分控えめに仕上げております。
完熟十郎梅干はちみつ梅
国産純粋はちみつを使用し塩分控えめのやさしいお味に仕上げております。
完熟十郎梅干紫蘇漬け
神奈川県産の紫蘇の葉と塩のみで漬け込みました。
完熟杉田梅干
完熟した杉田梅は果肉も多く、塩のみで漬け込んだ梅干は、十郎梅干と並ぶ人気商品です。
完熟南高梅干
南高梅干は十郎梅干と比べ、完熟しても皮がしっかりとしていて、酸味が少なく口当たりが良い梅干です。
完熟小梅干
小さくても完熟した実だけを一粒一粒収穫して丁寧に漬け込んだ完熟小梅です。小粒の小梅はお弁当にぴったり!
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